一つの認識描像

やりたいことを見つけるための指針

特にやりたいこともなく、ただ毎日だらだら過ごしているけど、何かに熱中したいと思っている方は多いのではないでしょうか。今回は、どうすれば自分のやりたいことを見つけることができるのかについての指針の一つを紹介したいと思います。

1. なぜ、やりたいことを探すのか

そもそも、なぜやりたいことが必要なのでしょうか。毎日働いて、美味しいものを食べて、暇な時間に動画を見るなどして過ごすというだけではだめなのでしょうか。もし、そのような生活に満足してないのであれば、「何かを成し遂げる」ということをあなた自身が望んでいるのかもしれません。何かに熱中して、偉大なことではなくてよいけれども何かを達成したい、もしくはそこに向かう過程の中に身を置きたいと感じているのかもしれません。これは、非常に自然なことだと思います。やはり、何か一つ目標があるだけで「そのために生きていける」という生きる意味を見出すことができるのは大きいです。それでは、そのような目標を決めるにはどうすればよいのでしょうか。

2. 何かを自らの手で創り出す

私は、人間には根源的な欲求として「何かを創り出したい」というものがあるのではないかと考えています。形のあるものとして残すことによって、知識や技術が伝承され、現代のような高度な社会が成り立っています。また、知識体系を創り出し、本などの媒体に記録することによって、高度な自然科学に対する知識が積み上げられてきました。もし、人間が何かを創り出そうとしなければ、今の社会はなかったでしょう。それに、やはり何かを作るというのは楽しいものです。なので、創作というものに挑戦することで、楽しみを感じられるものが見つかる可能性は高いと思います。例えば、音楽はフリーの作成ソフトがありますし、絵を描きたいなら紙と鉛筆から始めることができます。レゴブロックで何か複雑なものを作ることを目標にしても良いですし、編み物に挑戦するのも楽しいかもしれません。やりたいことを見つける一つの方法として、「作る」という方向に思考を巡らせることができます。

2. 何かを習得する

また、「何かを習得する」というのも人間の喜びのうちの一つではないでしょうか。勉強して、何かの仕組みを理解したいと思う知的好奇心は非常に重要な感情です。また、新しいものを習得することによって自分を高めることができます。基本的に、人間は自分の体と能力しか持っていません。お金が無くなって、所持物が何もなくなったとしても、自分の体と身に着けたスキルや教養が無くなることはありません。何かを学ぶというのも良いですし、筋トレをして筋肉をつけるのももちろん素晴らしいことです。習得するものは、自分にプラスされるものなら何でも良いのです。例えば、ゲームの腕を上げて高ランクを目指したり、地道に勉強して物理の知識を身に着けるたり、ウクレレの練習をするのも楽しいかもしれません。このように、「習得」の方面に思考を巡らせても、やりたいことが見つかると思います。

3. とにかくやってみること

あとは、「面白そう!」と思ったら初めて見ることです。何かやってもすぐ飽きるという人でも、新に挑戦しないことには趣味は見つかりません。せっかくの人生なので、いろいろなことに挑戦してみて、「なんでも満遍なくできる人」になるのを目指すのも立派な趣味ですよ。それでは、あなたの人生がより楽しくなることを期待しています。