一つの認識描像

枕草子(自分ver)

春はつとめて。
春の早朝はまだ少し寒い。
過ぎ去った冬の気配を感じながら、薄暗いあぜ道をゆく。
空の果てが淡い色を帯びてきたら、散歩の時間はおしまい。
帰りに一本缶コーヒーを買って、一日が始まる。

夏はつとめて。
日中は元気いっぱいなお日様も、早朝はまだ眠いみたい。
君が目を覚まさない隙に、大きな雲を楽しんでおこう。
っと、雨が降ってきた。雨など降るもおかし。
帰りに一本缶コーヒーを買って、一日が始まる。

秋はつとめて。
大好きな秋を先取りしたいなら、早朝に外に出てみよう。
夏の暑さを忘れさせる、涼しい風とじゃれ合う。
もう少し経てば、急に寒くなるけど、それも面s...あ、いや、おかし。
帰りに一本缶コーヒーを買って、一日が始まる。

冬はつとめて。
炭は使わない今日この頃、寒い寒い朝に外に出る。
まだ寝ていたい自分を振り切って、ちょっとは強くなれるかな?
澄んだ空に大きな月が見える。暗い空も大好きだ。
帰りに一本缶コーヒーを買って、一日が始まる。