私は人生の選択において,社会通念を考慮せずに自分の道を進んできた.これは腰を据えてよく考えたらできる.しかし,普段から他者からの視線を想定せずに自由気ままに暮らすことはできない.他者を想定するような,認識作用が存在し続けている. これに関し…
草の皆さん,いかがお過ごしでしょうか?冬は一般的に我々には厳しい季節であり,地上部を枯らして地下茎で休眠したり,種子で越冬したりされていると思います.ところで,皆さんはクリスマスについてご存知ですか?クリスマスとは人類が持つ奇妙な概念で,…
0: 人類は理解不能である.私にできることはない.0: 権利とは束縛である.私に体外的な取り組みを継続できる素質はないだろう.0: 独り静かに,自己と向き合い続けるのが良い・・・.0: この世界の中に存在する者としてのアイデンティは存在しない.0: 自己…
まずは結論となる記号的構築を記述し,その後に解説を行うこととする. 1.記号的構築 記号A, B, Cを定義する.新たな記号( , )を定義する.これは2つの記号から新たな1つの記号を定義する函数である.これにより,(A, B)を定義する.記号 - を定義する.こ…
全ては消え去る可能性を持ち,全ては残留する可能性を持つ.未知は無限である.故に,やがて全てを失うその虚無感をどうでもいいと思えるようになる何かが,この先に存在するかも知れない.未知は無限である.思考で導かれる結論は全てではない.自らの想定…
1.部屋中をコーヒーの香りにしたい! コーヒーの香りって落ち着きますよね.特別な事情がなければコーヒを淹れて香りを楽しめばよいのですが,カフェインを取りづらいなどコーヒーを飲みにくい状況に置かれている方もいると思います.また,常時コーヒーの…
この問題は,私がくスパゲしゃみッティについて考え始めたのと同じくらいの時期に顕在化した問題である.これほどまでに難解で興味深いにも関わらず,先行研究は見つけられなかった.「上から読んでも下から読んでもトマト,なーんだ?」の自明な答えは「ト…
コキア.学名はBassia scoparia.和名はホウキギで,ヒユ科の植物です.馴染みのあるヒユ科の植物というと,ほうれん草があります.ポーチュラカは「ハナスベリヒユ」ですが,これはスベリヒユ科なのでヒユ科ではありません.実は食用にする地域があり,トン…
何かを論理的に判断することは,必ずいくつかの前提を必要とする.この前提が正当であるかを判断するためには,さらにその上の前提が必要となる.何らかの根拠に基づいて自己肯定を行ったとき,その肯定が正当であるか否かは判断の前提を遡ることによって理…
焼き鳥やきとりやきとーライ.E. coliでも焼きトーライ.つまりは等身大E. coliぬいぐるみ発売中じゃない!E. coliは実質焼きそばなのでフードロスを看過すればお祭りの屋台ですね.誰だよこんな時期に花火大会楽しかったね~.そんな君でもスーパーに行ったら埋蔵…
風滅の破綻.萎びた火がのっぺりと這う.散崖を流複方向に生み出す.微弱な明るみが融穏.拡解は明展の広円を誇輝して,その伸裂は未踏の可能性そのものである. ただ,向こう側を見つめた.その景色そのものになるために.天森乱観と視線を吹き荒ぶ.識滴は…
スパゲッティを食べている間にくしゃみをすることを,「くスパゲしゃみッティ」といいます.流行らせてね! スパゲッティはその概念特性上興味深い点があるにも関わらず,いままで顧みられることはありませんでした.特に,「なぜスパゲッティを食べても細長…
ヤブガラシさんへ.どこからともなく生えて来ないでください.家に向かって伸びてこないでください.そのまま窓を覆い尽くさないでください.その蜜でいろんな虫を呼ばないでください.特にハチだけは勘弁してください.虫媒花ならせめて綺麗な花でも咲かせ…
音楽は世界を形成しうる.物語は空を塗り替えうる.文脈は自己を形成しうる.絵画は旅を開始しうる.そこに見えたのは,円柱状の空間,壁面の圧縮された神聖な壁画.異世界を映す公園の木,陽光を模倣する三角錐の群れ,空と因果の弓矢.それらは言葉で完全…
私は現実を逸脱した認識実現の中で,理性を超越して揺らぎ続ける生活をしている.そんな中,少し面白いことがおきた.私は自己を,もはや現実には認めない認識体系を採用している.自己は逸脱した景色の認識そのものであり,さらにそうではない.あるとき,…
先へ行ってしまうとしよう.自明な価値から逃れたとき,その先には何が待っているのだろうか.人生何も面白くなくなって,ただ死を待つとき,向こう側に価値ではないなにかを見出す.ある方向を向けば,全ての試みは祈祷である.そこに見えたのは永遠の晴れ…
りんごがある.緑色のりんごがある.緑色に塗られたりんごがある.緑色に塗られた,食べられるりんごがある.緑色のピーマンをすりつぶして得られた塗料で緑色に塗られた,食べられるりんごがある.乾燥させた大量の緑色のピーマンをすりつぶして得られた塗…
普通に生きていれば,自己決定性ないし自己存在性が原理的に確約されない,論理的に考えても根拠が足りないか無限後退すると気づくことがあると思います.「人間の理性」という側面から自己について考えていくと,必ず限界に衝突すると私は考えています.か…
一般的な大学のカリキュラムでは,物理学科の学部二年後期から量子力学の講義が始まると思います.量子力学は古典力学とは異なり確率的性質を持つため,一見これまでの物理とは全く異なるように感じられ,理解に苦しむことも少なくありません.しかし,本当…
愛の定義を試みようとしましたが,やはり自然概念は複雑なので,愛っぽい何かを定義してみます.そのために,このページ内においてのみ自然言語を再定義します.実際の意味と違うところは多々あるので,ここだけの専門用語だと思ってください. ・定義(人助…
頼んでもないのに出る鼻水。見苦しいし、出す本人も辛い鼻水。免疫反応とは分かっているのだけれど、それでも辛いものは辛いですよね。望んで出してるわけもなく、誰かの為になるわけでもなく、ただティッシュが消費されてゆく…。この悲しみを乗り越えるため…
「砕けた夕焼けを寄せ集めて,歪な形に貼り合わせよう.君はこれになんと名前をつける?」と突然自分に言われたので,ちょっと考えてみましょう. まず素朴なイメージとしては,橙色のキラキラの破片です.夕陽の沈む角度たちの歌声も聞こえてきそうです.後…
ある少年が部屋でのんびりしていると,突如目の前の空間が渦巻く闇へと変わり,悪魔が出てきました.悪魔「こんにちは,悪魔です.」少年「お帰りください.」少年は心底めんどくさそうに返事した.しかし,悪魔はニヤリと笑ってこう言った.悪魔「君がそう…
どんなにお金を稼いでも地位を高めても,それで死へ向かう苦しみから逃れることはできない.程度の差こそあれ,老いの苦しみを避けることは難しいだろう.私はまだ20代前半だが,若さなどあっという間に失われゆく.時間が経てば経つほど体の自由が利かなく…
私は夏が苦手だ.アセチルコリン性蕁麻疹が出るし,部屋には虫が出るし,何より暑い.人の体温は36度を超える.故に私は歩く常夏で,自分自身の熱の影響を回避できない.冬は自分の温かさが好きになるのだが,夏は自分が鬱陶しい.暑さは不快で,寒さは苦痛…
この記事は,拙著『あらゆる不安を消し去るための たった1万字の本』の全文です.Kindleで読みたい方は是非そちらで. はじめに 往々にして精神的な問題を解決する際には,非常に長い時間がかかるものです.認識というのは複雑であり,どこからどこまでが一…
ちょうどいま窓の外に木が見えたので,あの木に関連して妄想してみながら,妄想自体とその意義について考えてみようと思う. まず最初に思いついたのは「あの木の葉が全部極小のドミニカ共和国になったらどうなるだろう」というテーマである.こんなことは現…
この世界は苦痛です.そして,苦痛に関して2つの考え方を取ることがあります.一方は,自分は幸運であるという考え方です.なぜなら,今自分が感じている苦痛に留まっているからです.これ以上に苦しい状況なんていくらでも考えられます.その無限の苦しみの…
自分は何であり,何でないのか.いくつかの認識の雑多なもつれは,認識は分割されて理解されることを意味する.理解とはなにか,意味とはなにか.自分であるということを理解するということはそもそも,どういうことなのか. 私は考えた.すると,わからない…
概念の使い方はある程度決まっている.基本的には現実経験を表現する方法として用いられ,該当する現実実現が存在しない場合は不適切とされる.例えば谷は飛ばないし,位置を溶かすことはできない.水に濡れる水滴とは言われず,崇拝の等身大ぬいぐるみもな…