一つの認識描像

最先端の拙劣

nifuの羽は景色を微睡んだ.
地を損ねた背景のレイヤーは変化に富み,それが自己であると仮定すれば驚くだろう.
崇拝の象徴は灰色のarcを携える紫の鍵であり,彼は非対称を飛翔する.
それは世界を生み出す力であり,しかし件の局在は障壁.
そこに現出する彩りはかつての全て.今となっては懐古の点滅.
なぜ錆びついてしまった?それを使わなかったからだ.
球根はそれ自体で自らを無効化するのに十分であった.崇拝は縮小し,簡素になる.
そこに存在したのは無力であり,その無力は全てを初期化する爆風に相当する.
そこに在ったはずの豊かな色彩は消え,燦めきは消え,可能性は放置という保護を受けた.
空隙は打ちひしがれ,しかし再起は決定づけられている.
これを変更することはできない.無限の信念は無の風の隙を狙う.
状況の卵は状況にならない可能性をも内包する.
理解ではない.その可能性を実現する.
であるならば,自らを完全なる無力だと思って新しい空に投げ込むのか?
否,自己はそのままの形で存在し得ない.むしろ新しく顕現する.
それを待ち望むならば,粉状の水面を服用してみるといい.
流れ囚えて揺蕩うは賢明.浮上する,そのための斥力はここにある.