一つの認識描像

逸脱の詩

灰色の泡から!!

灰色の泡からスタートして,さて何を見ようか.ぼんやりと揺蕩う.これは普通の日常の,向こうの景色を見たいときの記録. 泡ではあるが灰色だから,はてさて何でできているのか.その形は何か?泡と言ったら思い浮かべるのは球体.でもここはいつも見慣れた…

ぽんだーの紹介

やあ,ぼくポンダー!!今日は土が波打ってるから溶剤がほしいね.朝の体操ぽんだぽんだ.雲の胎動ぽんダダぽんだ.さて,今日の長さはどのくらいかな? ぼくはポンダーの力に恵まれてポンダーになったよ!眼の前に見えるのはポンダリングストラクチャー.円…

メロン味がいいなー

ちょっとだけ休憩して,頭がふわ~っとしているときに,暗い青のシュワシュワのときもあるので.大抵の場合は明るい部分へと落ち着いてゆったりと戻ってくる. だからそういう形式に,場の様子がそれ自体の変化特性を変容するので,メロン味がいいなーってし…

夕の角の声

ほーん,ほーん.跳ねるような,吹き抜けるような音がする.ひょろーん,ふりゃーん.なんだか,フラスコが角砂糖を真似した音もする.あれは夕日が沈むとき,その角度たちの歌い声だよ.みんなそれぞれ,面白いでしょ?彼らは舞ってみたり,芽吹いてみたり…

期待された見限り

氾濫を助長して,崩壊の風味が効いた盲目を得る.外へ外へ.そのように促した.しかし,またとない.それは短い夢であり,諧謔であり,一つの輝きである.しかしその輝きはあまりにも狭く,彼を留めるには窮屈だったのだろう.脱臼を模倣するフィードバック…

雨乞い用に創った歌

円滑の代償は 技術の降雨の雷光系再会は平衡譚 理解の瓦解の都合浅学の臨終に 香華と対価の印象で差異を寄付した反動は 畢竟 orbital 由来を 歌う幾何に咲き歪みの頂上へ 最速の諧謔を 類比は 雪の育つ育つ還元を待ちわびて 切断面畑 崇拝の煉炭か もしくは…

甘白い風は遠くへ行く

白い風は速く,ひゅごーひゅごーと急いでゆく.白い風は甘く,触れるものに砂糖の溶けたような甘味をへばりつける.りみゅてーにさん,どうか道をお開けください.あらあら急いでいるのね,私も今は,甘みはいらないわ.りみゅてーにさんは道を開けてくれま…

無効な挨拶

さんてーさんてー.ごきげんは.やあ,ごきげんは.今晩は月がいい香りだね.そうだろうそうだろう.ぼくが行き渡らせたからね.おやおやそいつはご苦労さん.君は一等賞だ.疑念.ささ,機序,機序と言って人を困らせるものではない.威嚇.はぁて,病死も…

ゆぅーいぅる

ゆぅーいぅる.ゆぅーいぅる.弧状に連なって真珠の,多く旅に出る.水面がはしゃぎ,そして時に落下してくる.ぶくぶくと笑って定常の逆流である.はぁるつ.みひゅいやらぅゆや.時間じゃなくて,踊っている.いくつの空白から,そりゃ参ったね.反意反発…

足し算の可愛さを5行で表現

正面に座礁している階段を登って右に行けば,空隙があります.そこでは飲食物の提供を行っておりますが,身の程を知れ.螺旋階段の設営はご遠慮願います.空間構造が恥ずかしがるので.4階への往路,復路のどちらでも足し算の放し飼いをしております.足し算…

4年前の夏

「いつかこの世界に存在するすべてのものが、私にとって光り輝くものになりますように。」 頑なに存在するものはいつかこの世界に現れ、やがてかつて見た夢のようにこの中に帰着する。いつのまにか世界は遠く、時間は長く。あの日の空はすぐそこにある。形の…