一つの認識描像

タイムマシンが可能でも未来人が来ない理由に関する妄想

ここに書いてあるものは、私の妄想成分たっぷりなので悪しからず。

ここでは、タイムマシンを「時間軸方向に自由に移動できるもの」とします。時間軸のマイナス方向に進むと、過去に行くことができます。もしこんなものがあれば、未来人が来ている可能性もありますが、現状いないので、タイムマシンはできないと考えるのが妥当な気がします。因果的にもややこしいことになりますし。しかし、もしタイムマシンが存在しており、現在の我々に干渉してこないとすれば、どのようなことが考えられるでしょうか。ここで、未来の政府の都合とか、そういう人為的な話は考えないことにします。結論から言うと、「過去に移動しても、そこには何もないから」じゃないかと思います。

質量 mの物質は mc^{2}だけのエネルギーを持ちます。これを時間方向の運動エネルギーであると考えてみましょう。粒子が消滅するときには、この運動エネルギーを失い、その時間座標に取り残されることになります。我々は時間の正の方向に「運動」し続けているので、我々から見ればその粒子が「消えた」ように見えるわけです。もしこのようなことが実際に起きているなら、タイムマシンで時間軸の負の方向に移動したとしても、そこに我々はいません。あるのは消えたはずの粒子たちだけです。さすれば、今この時代に未来人がやってくることはないと言えます。

 

んなわけないか。

 

相対性理論に興味のある方は、以下の本をお勧めします。

私も読んでみたのですが、非常に丁寧に書かれていて、高校卒業程度の物理・数学がわかっていれば読み進められるようになっています。最初から根気よく読んでいけば、物理の基本的な概念を学ぶこともできるので非常におすすめです。分厚いので、章ごとに切り分けて読むと読みやすいですよ。