一つの認識描像

無効な挨拶

さんてーさんてー.ごきげんは.
やあ,ごきげんは.今晩は月がいい香りだね.
そうだろうそうだろう.ぼくが行き渡らせたからね.
おやおやそいつはご苦労さん.君は一等賞だ.疑念.
ささ,機序,機序と言って人を困らせるものではない.威嚇.
はぁて,病死も案山子も拍子抜け.君は一等賞だ.
みぃーうぃると.みぃーうぃると.ありがとう,へへへ.
最近は暑いねえ.この前も静脈血の雨が降っていたよ.
ああ,あいつは気にしなくていい.魅惑も乾くと困惑か.
山の枠だって歪んで,ほら2つの添字が見えるだろう?
君は心配性だね.そんなときには記憶を疑ってみると良い.改変.
そうは言っても太陽も,じゃしじゃしと窓を射してくる.
見える,見えるぞ離散の窓が.あれは薄っぺらだ.
薄っぺらなのは現実の切断面だからさ.うぇいりぁーてっけっぼ.
おやおや未明の破綻だ,機序は崇拝の対象に,ごきげんは.
ごきげんは.無効な挨拶.