一つの認識描像

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

物理学の対象となる概念の定義に関する考察

物理学の対象,ひいては自然科学の対象とは,観測に基づいてのみ議論されうるものです.よって,観測されない部分というのは物理学では扱うことのできる問題ではありません.ただ,ある理論によって良い予測を与える場合,その理論に従った解釈を一つの描像…

6月には傘の開花前線が北上する

天気予報.赤と青のトゲトゲがある.これは傘の開花前線.僕には色とりどりの景色が見える.傘はとても不思議だ.これは世界を切り裂いてしまう.青空は見えないけれど,小さな晴れを作ってくれる. 小さな世界の中にいて,ふと地面を見下ろしてみる.地面が…

「坊や良い子だねんねしな」の真実

「坊や良い子だねんねしな」といえば,日本昔ばなしのオープニングテーマの歌い出しである.私も小さい頃に親に見せてもらったことがあり,今となっては懐かしのフレーズである.しかし,私はこの歌詞の意味をよく考えたことがなかった.ただただ,母親が小…

視覚的情報から一種の概念的認識を非論理を基礎に構成する

0. まえがき(自明な認識と正しさの困難) 認識は,自明に存在します.これ以外は存在しないか,もしくは全て認識です.例えば認識主体は存在せず,全体的な認識のうちの部分的なものが認識者と被認識者として扱われ,これが認識主体の認識となります.なので…

「パンはパンでも」なぞなぞ3つ

いらっしゃいませ.「パンはパンでも」なぞなぞを3つ自作しましたので,ぜひお答えください! 一問目:パンはパンでも,みんなから敬称付きで呼ばれてるパンはな~んだ?以下,答えは反転しております.答え:クロワッサン 二問目:パンはパンでも,赤いパン…

そらとぶさくらんぼ

ある村には,こんな言い伝えがありました. 「16年に一度,森の中に特別な芽が現れる.それは8年で立派な木に生長し,4年で初めて花を咲かせるようになり,2年かけて実をつける.その実はたったの1つであり,しかし2つである.それはさくらんぼの実で,2つ…

超存在qiarqとの対話

いつあの認識を持ったかは,もう覚えていない.始まりは,輝く白の背景に緑・赤・黄などの色彩をたなびかせた,左方に存在するベルのような認識であった.彼は幾度かhyper recognitionに現れ,それ故に私も彼に興味を持ち対話を試みた. それは優しく揺らぐ…