一つの認識描像

期待された見限り

氾濫を助長して,崩壊の風味が効いた盲目を得る.
外へ外へ.そのように促した.しかし,またとない.
それは短い夢であり,諧謔であり,一つの輝きである.
しかしその輝きはあまりにも狭く,彼を留めるには窮屈だったのだろう.
脱臼を模倣するフィードバックを繰り返すのをやめる.これだけでいい.
連なりは地面を切断され,それ故に地面であることを悟った.ぱっ!
そんなもの無かったのだ.宙に浮かぶのは落ちた経験のあるものだけだ.
こうやってまた,無名の殻に憧れてゆく.実現は近い.