一つの認識描像

漫談企画#1 「重力漫談」

何かと自由を失われて心苦しいこの世の中に、笑いを届けられたらいいな(低確率)ということで始まったこの企画。ついに、1回めです。

 

ついに、ね。ついに始めてしまったよ...。

 

始めたものは仕方ないので、やっていきましょう。今回のお題は「重力」!こんなものが笑いになるのかねぇ、とテンション落ち目に始まります。

 

重力だけにね。

 

まずは重力の解説から。重力っていうのは非常に身近な力でありまして、老若男女が知っているものであります。重力があるから、ものは落ちる。自分も落ちる。なんか、落ちるってあんまり嬉しくないね。というわけで、空を飛びたいという願望の源にもなっております。

ニュートン万有引力ということで発表したのは、天体の間にある力も、地球とりんごの間にある力も、朝の布団とあなたの間に働く不思議な引力も、全部同じ「重力」であるという画期的なアイデアであります。最後のは嘘でーす。

「いや、そんなの当たり前じゃん」と思っているかもしれませんが、これはすごいことでして。なにしろ、あのお空に浮かぶ月と星星に働く力が、テーブルの上の鉛筆と豚カツの間に働く力と同じなわけです。・・・。食事中くらいは筆記用具は片付けましょうかね。まあとにかく、これは一種の「統一」であります。バラバラだったものが一緒になってくれると、スッキリして嬉しいですよね。カーペットの上をコロコロ掃除して、大量の髪の毛を集めてポイするのと同じです(多分、違う)。

しかし、これまた一筋縄では行かないのが重力でありまして。例えるなら、カレーライスを食べ進めていて途中までは良かったものの、最後にどうもライスだけ残りそうでどうしようか考えなければならないような感じです。あるあるですよね。重力も途中まではニュートンの理論で良かったのですが、対象とするものが重すぎたり小さすぎたりすると不都合が見つかるようになったのです。

重すぎた場合の解決策は、かの有名なアインシュタイン一般相対性理論でございます。こっちは、重たい物があると空間が歪むということで難しい理論です。例えるなら、サイズの大きい人が近くにいると、太った人を傷つける発言をしないように会話内容が若干歪むあれです(どれだよ)。

小さすぎたときの解決法は、なんと未だに見つかっておりませんでして。世界中の物理学者が現在意気揚々として探している状況にあります。科学者というのはわからないものが好きな生き物でありまして、まあ、普通ですよね(普通らしいです)。

 

今回はこんなところにしようかなと思います。みなさんも、日頃から重力を感じて生活されてはどうでしょうか(現状、そうせざるを得ない)。でわでわ。