一つの認識描像

妄想講座④~物体召喚~

みなさんこんにちは。講座も4回目です。これまでの妄想は、完全に脳内で行ってきました。みかんにしろ、空を飛ぶにしろ、頭の中にイメージを思い浮かべて、その中に没入するという形です。では、少しレベルを上げて、その像を現実世界に投影してみましょう。つまりは、「目を開けて行う妄想」です。これ自体はかなり難しいので、投影する物自体は簡単にします。初めてだと頭が痛くなるかも知れないですが、やりがいはあると思いますよ(^^)。

 

1.立方体を想像し、投影する

それでは、まずは現実世界に投影するオブジェクトを脳内に作りましょう。今回は簡単に、「立方体」にします。ちなみに、立方体は単純な物体であるがゆえに、妄想の高度な基礎技術である「光源や影の表現」の練習によく使います。詳しくは、私が作った以下の動画を御覧ください(別に見なくても大丈夫です)。

youtu.be

 

それでは、頭の中に立方体を創り出しましょう。簡単のために、白地に黒い辺を持つ正方形にします。これくらいなら、ここまでの講座をクリアした方なら簡単にできるはずです。それでは、その妄想を保ったまま、現実世界に来てください。そして、あたかも目の前にその立方体が存在しているかのようにして、その立方体を見てください。もちろん、実際に目に写っているわけではありません。しかし、うまく行けば脳内のイメージを現実にオーバーラップさせることができます。これが、「目を開けて行う妄想」です。うまく行かない方は、始めから現実世界に意識を向けて、その中に立方体を創り出して見てください。手のひらを広げてその上に乗っているイメージで作ってみてもやりやすいかもしれません。それでは、その目の前にある立方体を色んな角度から見てみましょう。立方体は空間に固定されて動きません。座ったまま覗き込んでみたり、立って回り込んでみたりしてみましょう。慣れてきたら大きさを変えたり、色を変えたり、透明度を変えたり、重力を適応してみたり、形を変えたり、テクスチャや質感を変えるのも面白いと思います。こんな単純な立方体だけでも、結構色々遊べるものですね。遊ぶのに飽きたら、質感を豆腐に変えて食べてしまうのも良いかも知れません。大豆の味がしっかり感じられて美味しいですし、醤油をかけて食べるのもいいですよね。黒蜜をかけるとちょっとしたデザートになります。他にも想像力次第で色々遊べるので、あなたなりの立方体の活用方法を見出してみてください。

 

はい、それでは立方体を消すなり食べるなり横に置くなりして戻ってきてください。今日のポイントを確認しておきましょう。

 

2.今日のポイント

1.妄想は目を開けてもできる

妄想というと、頭の中だけで行うものだというイメージがやはり主流です。しかし、今回やったように現実の空間と脳内の像を同時に感覚することで、より現実感のある妄想を行うこともできるのです。これは多くの人にとては初めての体験だったのではないかなと思います。

2.単純なものも面白い

今回は立方体という、そのままだとなんとも味気ないものを召喚しました。しかし、意外と楽しめることがわかったと思います。このような単純なものほど変形などの加工を施しやすく自由度があって、想像力が高ければ高いほど楽しめます。妄想始めたばかりという方は、少し時間を置いて妄想力を鍛えた後にこの立方体の召喚をやってみてください。どれだけ楽しめるかは、あなたの想像力がどれだけ高まったかの指標になります。

 

3.まとめ

今回のまとめをしておきます。

1.目を開けても妄想できる!

2.工夫次第で単純なものも面白くなる!

 

それでは、今回の講座は以上です。お疲れさまでした!