一つの認識描像

白昼夢とはどのような感覚なのか、妄想との違いと応用への期待

皆さんは白昼夢を見たことがありますか?私は勉強中に白昼夢を見てしまう可能性が高く、それに気づくたびに意識を現実に戻して、またしばらくたつと無意識に白昼夢に入って...を繰り返すことが多いです(-_-)制御したい。
それはともかく,まずは白昼夢とはどのような感覚なのかを見ていきましょう。

1. 白昼夢の感覚

白昼夢状態になると、周囲からの刺激が弱くなります。目を開けていて普通に覚醒している状態なのに周囲の状況が分からず、聞こえないはずの音が聞こえたり見えないはずのものが見えたりします。これは幻覚の一種なのかもしれませんが、知覚するものは自分の思考に依存することが多いです。しかしそれほど深刻なものではなく、少し刺激があれば(なくても自覚すれば)現実的な知覚に戻ることができます。私がよく困っていたのは、学校の集会などで先生の話を聞いているときに白昼夢が発動して、先生が「いいですか?」と問いかけて反射的に「はい」と答えた瞬間に現実に戻ってきて、何を話していたのか聞きそびれるという状況です。白昼夢自体は自分の願望が反映される場合が多いので楽しいのですが、外部刺激よりも脳内で生成された自分だけの知覚のほうが優先されるので大事な話を聞くときは意外と苦労します。もっと曖昧な感覚としては、ふわふわとしたような感覚です。これはなかなか言葉で表すのは難しいですが...。

2. 妄想との違い

妄想は自分の意志で発動タイミングと止めるタイミングを選べるのですが、白昼夢は困難です。白昼夢のほうが、本当に夢に近い気がします。そのうえ、妄想に比べて没入感が強いというのも特徴です。また、妄想は現実世界にオーバーラップできますが、白昼夢はできないと思います(少なくとも自分はそう)。私による造語で言うと、白昼夢はFull-NPRの一種で、明晰夢よりも下位のNPR(非物理的認識)であり、対して内容の制御はしやすいといったところでしょうか(参照:妄想を「ある意味で」具現化する方法(自己責任で) - (興味)|知識>)。

3. NPRの手法としての応用

白昼夢は、現実世界の刺激から一時的に隔離されるというのが一つの特徴です。この点を応用すれば、より再現度の高いNPRが可能になるはずです。つまり、白昼夢状態はそれ自体質の高いFull-NPRなので、Full-NPRを行う際に自分の意志で白昼夢を発生させる、またはそれに近い状態に持っていくことができればよいということになります。この点に関してはこれからの研究次第ですが、もし成功すれば物理的刺激を無視したNPRという境地に達することができます。これはすごい。

非物理的認識の最も重要な手法になるかもしれないが、果たしてどうやって訓練しようか...。