一つの認識描像

黒歴史対処法 intermediate(中間発表)

このブログでは複数回黒歴史あ”あ”あ”問題を扱ってますが,まあそれだけ一筋縄では解決できないのでしょうね.今回の方法は,ある意味で「しなやか」な心持ちを身につけるということを目指します.これによって,仮に黒歴史を思い出したとしても,それは自分の作用ではなく,時間が経てば自然ともとに戻るものだと了解できるというものです.以下,詳しく書きます.

私が採用する方法をそのまま書くので,応用の際は自分にあった方法に加工してください.
まず,黒歴史を思い出すことは自分の意志ではありません.あるときにふと思い出します.思考・認識の範疇なので自分に依るものと思ってしまいがちですが,そうではありません.何か,現実の持つ性質だと思います.自分の要素のうち現実性のものをrecAと呼んで,特に身体はrecA1,精神部はrecA2と呼びます.黒歴史ドライバーはrecA2に該当します.なので,もし思い出したとしても,いや,勝手に思い出されたとしても,「ああ,また思い出してしまった!!やめたいのに!」と思ってもそんなに何かあるわけではないです.自分じゃないので.
ではどうすればよいか.現象をよく観察してみましょう.黒歴史の認識が発生します.すると,あの鋭いような鈍いような,に”ゅ”ぉ”う”ぁ”~(魂の叫び)となるような特徴的な不快感が発生します.この不快感がとても強いので,すぐさま反応します.でもちょっと待ちましょう.不快感は,不快感である.ただそれだけです.これは言葉にするのが難しいのですが,別に不快感があるからと言って,何か重要なことがあるわけではないと言いますか.重要な危機は確かに強い不快感を伴うのですが,不快だからといって重要な危機であるとは限らないという感じです.まあとにかく,まずは頭だけでもいいので,不快感があるからと言ってこの現象に何かあるわけではないと理解しましょう.
そこから時間が経つと,特に黒歴史を思い出されていない状態に戻ります.あの不快感が目立ちやすいのですが,黒歴史が認識されていない状態というのはまあ普通です.ここで一句:
黒歴史 思い出しても 元通り

以上を踏まえて,具体的な対処プロトコルを記述します:
1. 黒歴史が認識されている状態を確認する.
2. それが自身に不快感を及ぼすが,即座にそれを取り払おうとはせずにちょっと待つ.
3. 想起が自分由来でないことを認識し,それが重要でないことを認識する.
4. 待っていると,自然と黒歴史の認識が弱まってくる時が必ず来る.弱まって,元の状態に戻っていくんだなあ,と認識する.
5. 不快感の余韻等あるかもしれないが,特に気にしない.

だいたいこんな感じです.しなやかな竹か何かをイメージしてください.急に右側に力をかけられた状態が,黒歴史認識状態だとしましょう.これに慌てて対処してしまうというのは,左側に思いっきり力を加え直すという行為に相当すると考えてください.そうすると,元の真ん中に戻るまでに余計に時間がかかります.そうではなくて,ただゆっくりしていれば,自然にもとの状態に戻るのです.あなたの心もしなやかなので,こんな感じで大丈夫だと思います.

慣れるまでは,左に力をかけてしまうこともあると思いますが,気づいたら手を離せば良いだけです.別に,どこで力を加えるのを止めても,戻る先は同じです.気づく,そして手を離す.どこで気づいても同じなので,タイミングとか失敗とかはありません.繰り返しているうちに,自然と実装されてゆくと思います.

 

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