一つの認識描像

長時間勉強しているのになかなか成長を感じられない方々へ

毎日時間があれば勉強をしているのにどうも力がつかない。何ページも本を読んだのに成長している気がしない。こんな経験、ありませんか?実は、私もつい昨日までそのような現象に苛まれていました。こんなに長時間勉強してるのになんで自分は成長しないのか、自分はとんでもなく無能な人間なのではないかと。しかし、この感覚の根本的な原因が判明しました。これは、ふと自分から入ったツッコミです。

本を読むこと、長時間勉強することが自己目的化していないか!?

はい、してました。知識を得るために勉強してるはずが、いつの間にか長時間勉強することや本を読破することに達成感を覚えるようになってしまい(これ自体は悪くないのですが)、だらだらと時間をつぶすような勉強をしていたのです(これはまずい!)。「このままでは、勉強中に知識を得る喜びを感じられないまま無駄に苦しんで無駄な勉強してしまう!」と感じた私は、自分がしっかりと成長できるように工夫しようと考えました。

そこで思いついた方法が、GFC法です。これは自分による造語で、Growth Feeling Counter の頭文字をとってきたものです。つまり、「自分は今新しい知識/技能を身に着けて成長した!」と感じた回数を記録するというものです。この「感じた」という部分がポイントです。成長したかどうかって正直よくわかりません。なぜなら、人間は得た知識を忘れてしまうので、本当に成長したといえる段階がどこなのか分からないのです。この点について客観的な定義を考えるよりは、いっそのこと自分の成長を感じたときにフラグをたてるのが良いのではと考えたのです。成長は人それぞれで、例えば「今新しい概念を知った!これは成長だ。一時間後に覚えてるかどうかは知らんけど」という状態を成長と感じても良いのです。そして、ノートの端などに正の字で回数を記録します。このようにして小さな成長を可視化することによって、より楽しく勉強することができます。いままでは勉強時間や読むページ数を最大化しようと考えていたかもしれませんが、これからはこのGFC値を最大にするように勉強しましょう!自分がいくつ成長したというのが分かるのは楽しいですし、今のところ上手くいっています。最近勉強が苦痛だったり、なぜか勉強に身が入らないといった方は試してみてはいかがでしょうか?