一つの認識描像

「生まれたて、赤ちゃん、・・・」型あっちむいてホイの真実

私は気づいてしまった。このゲーム、残酷な世界をそのまま表したゲームなのではないかと。
これは、あっちむいてホイである。一回目で生まれたて。これは、もしも完全に確率的であると仮定すると、75%で通過できる。二回目は赤ちゃん。これも75%である。n回目を通過するにはトータルで、(0.75)のn乗という確率の壁を超えなければならない。この手の遊びはローカルルールが多岐にわたるのでなかなか難しいが、3回目を突破するだけでも約42%でしか叶わない。そして、もし残りの58%に該当した場合は、極度に幼いというレッテルを貼られるのである・・・。

とまあ、これはそういう遊びなのだが、実際にn歳を迎えることができるのも確率の壁を乗り越えないといけないと考えられるのではないだろうか。病気や事故など、生きていると不運に見舞われる可能性は少なからず存在している。その中には、命にかかわるものもあるだろう。つまり、我々は日々生き残るための確率の壁を超え続けているということがわかる。この遊びは、人生におけるこの側面をデフォルメして伝えれくれる、教訓的な遊びなのかもしれない。