一つの認識描像

黒歴史を思い出すのは防御反応なのだろうか

人は黒歴史を思い出す。これは、無意識に行われる「メンタルの自動自傷機能」とでも言うべきものだ。なぜこんな機能が備わっているのか。

自分で自分のメンタルに悪影響を及ぼす例は、例えば悪夢が挙げられる。自分の脳がわざわざ最高の臨場感を演出して自分自身を恐怖させるのだ。しかし、これは実は悪いことではないという話を聞いたことがある。悪夢を見ることで恐怖やストレスに対抗する準備が行われ、実際に現実で受けるストレスに耐性ができるというのだ。もしそうだとしたら、この黒歴史を思い出すというのも一種の防御反応なのかもしれない。

黒歴史」とは、自分がそう認識しているものである。そのため、他人から見れば別にどうでもよいことである可能性が高いし、自分が黒歴史だと思ってないが、他人から見れば「黒歴史」だと認識される自分の過去の言動も存在していることだろう。とにかく、自分はその「黒歴史」だと認識している言動によって非難される可能性があるのだ。他人から非難されると、普通は傷つく。つまり、「あーこんなことやっちゃったから絶対非難されるわー。絶対傷つくわー。・・・そうだ!実際に他人から言及されたときに受けるダメージを減らすべく、傷つく予行演習をしておこう!」となってる可能性が考えられる。でも黒歴史を他人から掘り返されたら普通に傷つくと思うのですが。なんなんだこれは。バグ?